2019年03月29日

傷だらけの天使

傷だらけの天使

昭和40年代、俺はまだ小学生だったけど、このドラマが見たくてさ・・・。
当然、親も、学校も、『・・・こんな、下劣な番組を、子供が見てはいけません…』と、なるわけで・・・。
見ちゃいけないって言われると、見たくなるのが、男心ってやつで・・・。
幸いなことに、『傷だらけの天使』は、深夜放送ではなく、土曜日夕方にやってた気がする。
つまりは、親は、仕事から、帰って来てなくて、ひとつしかないお茶の間のテレビは、自分だけのものだった。
ネスカフェのインスタントコーヒーなんかを作って、テレビのスイッチを入れる。
そうそう、カッパえびせん、も、おつまみとして・・・。
少年が、垣間見る大人の世界。
ここでしか、知りえない、大人のお勉強。
エロス、ジョーク、暴力、友情、悲しさ、が、入り混じる世界。
『傷だらけの天使』は、かっこいい大人の代名詞だった。
こんな、大人になりたい・・・と、マスターベーションも未経験なのに思った。
こんなふうに生きていければ・・・・と、ちん毛もはえていないのに思った。
『傷だらけの天使』は、少年にとっては、刺激的な番組だった。

傷だらけの天使

ショーケン(萩原健一)は、魅力的な男だった。
グループサウンズの頃は、不良的なところが、ミックジャガーと個性がかぶるし、役者としても、おしゃれで、スーツでビシッと決めてる感じ。
傷だらけの天使でも、『BIGI』というメーカーの、ジャケットや革ジャンを華麗に着こなし・・・。
長髪で、スマートで、お茶目だった。


もちろん、女にも腐るほどモテた、けど、男にもモテた。
アニキ・・・って、思ってた人は、たくさんいたと思う。
男からの支持。
ライブでも、男性客が多かったと思う・・。




そういえば、ショーケンが歌ってた『大阪で生まれた女』って曲、エレキ一発でもやったっけ。
なんか、歌いたくなった・・カラオケ行きたいね~。



傷だらけの天使で、愛用された、『BIGI』は今でもあって、名古屋のパルコに入っていて、俺もいまだに買いに行きます。
若いスタッフさんに、『・・・昔、こおゆう番組があって、ショーケンが着てたのが、メンズビギ、だったんですよ・・・』と、お話しても、『・・・噂では聞いたことがあります・・・』という、回答。
そりゃそうだね。
もう45年以上も前のお話だからね・・・・。



ショーケンが亡くなったというニュースを見て、なんか書きたくなっちゃいました。


いろいろな活躍をされた人だけど、俺にとっては、『傷だらけの天使』です。
畳の部屋に置かれたテレビを独占し、小学生のガキが、砂糖がたっぷり入ったコーヒーをすすりながら、ダーティーな世界に1時間浸る。
そんな光景を、つい昨日のことのように思い出す。
いろんな才能が、死んじゃうけど、思い出は永遠に・・・。



お疲れ様でした、アニキ・・・・。

かっこよかったです・・・・。






傷だらけの天使




傷だらけの天使




成原。











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Posted by LOSSTA at 12:41│Comments(0)成原
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