2019年09月27日

70Sの不良たちとR&R

70Sの不良たちとR&R
70Sの不良たちとR&R
(写真は、それなりの雑誌から引用)

70年代中期、それまで『かみなり族』と言われていた暴走集団が、その名もずばり『暴走族』と呼ばれるようになった。
集団で、シャコタンやホットロット、タイヤをむちゃくちゃ太くして、マフラーをちょん切って爆音を響かせる、いわゆる改造車が集まり、そしてバイクも集まり、集団で街を走り回る。
いわゆる、道路交通法違反を繰り返し、警察にマークされ、パトカーとカーチェイスを繰り返す。
他の暴走族チームに、やったやられたってのがきっかけで、殴り込みをかける。
もちろん、ナイフやハジキ(ピストル)までは使わないまでも、木刀、チェーンは当たり前の世界。
仲間の一人がやられる・・・・。
『・・・おい、誰にやられた?・・・』
『・・・ブラックエンペラーの奴ら・・・』
『・・・なんだと、かたきとったるからな!全面戦争じゃ!‥』
と、こんな会話が交わされ、港の工場跡地は、エンジン音と血の海に染まる・・・・・・。


そんな時代から、40年以上も経とうとしている。
あの頃、少年たちの熱と狂気は、発散するべき『何か』を求めていた。
時代は変わり、表現方法が変わり、現代でも、内に秘めた狂気は、少年たちの中に生きているのかもしれない。
舞台は、街ではなく、SNSとして・・・・・・。




70Sの不良たちとR&R

ようするに、70年代って、はっきりしていた。
悪い奴は、100メートル先からだってわかった。
『・・・やべ、あいつだよ・・・逃げようぜ・・・』
パンチパーマだ、ソリコミだ、赤のVネックセーターに、白のエナメルの靴、とくれば、遠くからでもワルだってわかる。
目つきだって鋭いし、喧嘩がしたくてしたくて、たまらない雰囲気。
『・・・よう~、おめ~、いま、メンタ切った?ちょっとこい、こら~こっちこい・・・』ってなる。
そうならないために、接触は避ける。


悪い奴は、悪い奴なりの、髪型、服装、雰囲気、専門用語などがあり、すぐわかった。
そんな奴らの集団は、すごいインパクトだった。


向こうから、それなりの4人が道の真ん中を横一列で歩いてくる。
こっちは一人。
4人の真ん中を通過しようとして、肩と肩が触れる・・・。
『・・・おい、少年、ぶつかっといてシカトかよ・・・』
謝ればいいものを、少年の中の、つっぱり精神が邪魔をする。
『・・・こっちこい・・・』
と、河原に連れていかれて、ナムアミダ・・・・。



その時代に少年だった人は、いろいろあっただろう。
俺も、ゲームセンターでカツアゲされたり、学校帰りにどずかれたり、名古屋駅でからまれたり・・・・。
ほんまもんのやーさんに、ブルーフイルム買わされたり・・・。
そうそう、今、ブームになっている、あおり運転で、相手が車降りて向かってきたことも、何度もある。
だから、当時、木刀は車に積んであった。
自己防衛という意味でね。



70年代の不良は、そののち、形態を変えていった不良たちの原点だったような気がする。
威圧のしかた、喧嘩のしかた、つっぱり口調から、シンナーのやりかたまで。
彼らが確立したのかもしれない・・・・。




70Sの不良たちとR&R


そうそう、そして彼らが愛した音楽は、ロックンロールだった。
60年代は『唐獅子牡丹』や『網走番外地』だったかもしれないが、70年代の不良は、ロックンロールを愛していた。
矢沢さんは絶対的で、舘ひろしさんのクールス、そして、伝説の『キャロル』。


今、CAMELというバンドで、キャロルをカバーしています。
ぜひ、昔、とっぽい感じだった方々に、聞いて見てほしいなって思います。
昔の喧嘩の思い出を、キャロルに感じてほしいなって思います。


こんなチームです・・・。
70Sの不良たちとR&R
70Sの不良たちとR&R
70Sの不良たちとR&R
70Sの不良たちとR&R
70Sの不良たちとR&R



もし、お暇でしたら、10月12日(土)足をお運びください・・・。
70Sの不良たちとR&R




成原。





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Posted by LOSSTA at 12:22│Comments(2)成原
この記事へのコメント
 キャロルファンは今も息づいていますね。私はジョニーの感性に今も惚れています。
 矢沢氏の何としてでも生きようとする圧力と、ジョニーの限りない優しさの感性が何故か出あいぶつかった。それが一つになったのが「CAROL」
 「CAROL」は17歳位の女性の名前、でもバンドイメージは高圧力的なR&Rバンド。この名前には上記の二つが混在している。

 当時は多くの中学高校生が心奪われた。私もその一人。

 是非続けてください。当時の若者の意気込みを今に伝えて欲しい。その中に優しさがたっぷりあった。
 最近そのいずれも欠乏しているように思えます。
Posted by 安居範重 at 2021年07月21日 16:17
安居範重さま
書き込みありがとうございます。
矢沢さんとジョニーの表記、まさにその通りだと思います。
記事にあげたキャロルカバーのバンド、キャメルも、そこらへんは熟知しているつもりです。ハードとメロディアス・・・。
今、コロナで、キャメルもできませんが、もし、ライブをやれるようになったら、ぜひ、会場に足を運んでいただきたいと思います。
そおゆう時代が来ることを願って・・・・。

成原
Posted by LOSSTALOSSTA at 2022年01月04日 13:14
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