2017年01月19日
ラブソングに寄り添っていたい


吉田拓郎さんです。
70歳。
現役。
ちょっと前だけど、BSで、吉田拓郎さんの特集があって、まざまざと観ました。
彼は、インタビューの中で、こんなことを言ってた。
『・・・音楽をやる以上、ラブソングを歌っていたい。それは、いくつになっても、70歳であれ80歳であれ、ラブソングに寄り添っていたい・・』
と。
俺、いい言葉だな~って、思ってさ。
『ラブソング』
男の子が女の子を思う気持ちを歌う歌(女の子が男の子を思う気持ちだったりする)。
一番ぴったりくる世代は、やっぱり10代だろう。
甘酸っぱい感じの10代。
やがて、大人の恋愛に移行し、『唇を合わせる』『ベッドを共にする』と、模写される20代の恋愛。
30代で、家族対する『愛』も歌われ・・・。
40代では、『不倫』がテーマになることもある。
50代では・・・、人類愛?となるのだろうか?
60代では・・・・、『愛』をテーマに、歌は作られるのだろうか?
ラブソングが、ぴったりくるのは、10代20代といった、若い二人を主人公にした場合が多いよね。
『絵』になるんだよな、若いとさ。
キスシーンの背景は、『学校の放課後』がベストだろう。
これが、『老人ホームの中庭』ってなると、ちょっとな~って、思ったり・・・。
なにはともあれ、ラブソングの主役は、ティーンエイジャー、なのだろう。
70歳の拓郎さんは、『ラブソングを歌っていたい』と、言う。
それは、『俺は、まだまだ、若いんだ!』という、つっぱった風でもなければ、『ラブソングじゃないと、音源をCD化しない』という、CD業界的プレッシャーでもない。
シンプルに、素直に、『ラブソング』なのだ。
俺も、みんなも、生きてゆく以上、70歳になってゆくわけだけど、いったい、その時、どう感じるのだろう?
現在70歳の方々に、真摯に問いかけてみたい・・・心に響く音楽に、『ラブソング』というカテゴリーは、存在しますか?と。
『・・・わしは、そんな、色恋(いろこい)のことなんか、ずいぶん昔に、忘れてしまったよ・・』と、言うのかな?
70歳になって、ビートルズの『ベイビーイッツユー』を聴いて、10代の頃に感じた、切なさ、は、よぎるのだろうか?
ラブソングを口ずさんで、感じた、切なさなんて、どうでもよくなっているのだろうか?
なってみなくちゃわからない。
老人になってみなけりゃ、なんとも言えない・・。
ただ、みんな、できる限り、変わりたくない、と、思うんだよな。
そりゃ、70歳になって、マクドナルドで、デートするなんて、なんとなく無理っぽいし、ベイエリアを真夜中にドライブデートするなんてことも、運動神経的に危ないだろうし・・・。
その前に、恋愛感情がわくのだろうか?って、思うし。
恋愛対象は、同年代の人なのか?女子高校生か?って、ことも、社会通念上、避けては通れないだろうし・・・。
とにかく、老いる、ということが、どおゆうことなのか?
実感としては、まだ、わからない。
変わりたくないって、考えたときに、拓郎さんが、70歳にして、『いくつになってもラブソングと寄り添っていたい』って、考え方、すごく勇気がもらえる。
拓郎さんに限らず、矢沢永吉さんだって、ミックジャガーだって、ポールマッカートニーだって、おじいちゃんになっても、バリバリやってる。
彼らの下の世代の俺達にとって、『希望の光』を灯してくれている。
そんな気がしています。
勇気だして行こう!
先はまだあるみたいだぜ・・・
成原。
Posted by LOSSTA at 21:09│Comments(0)
│成原