2020年02月03日
声の老化は止められるのか?

山田さんの家に電話をかける。
相手の方が『・・・もしもし、山田ですが・・・』と、第一声。
それでだいたいわかってしまう。
何が?
声の主が、本人なのか?おじいちゃんなのか?おばあちゃんなのか?奥さんなのか?20代の息子さんなのか?高校生の娘さんなのか?
ようするに、声だけで、ざっくりとした年齢が理解できる。
『出たのは、おじいちゃんだ』と。
この、しわがれて、芯のない声の主は、この家の、おじいちゃんだと。
つまりは、声も、老化するってことだ。
声について、自分の事で振り返ってみても、13歳の時ビートルズに出会い、聴きながら歌詞カード見ながら、一緒に歌っていた。
昔の坊主頭の子供が、ビートルズと一緒に歌うわけだ。
俺は、声変りが遅かったため、ボーイソプラノで、ポールマッカートニーのキーが出た。
『アハードデイズナイト』って曲、ジョンがAメロを歌って、サビでポールが声を張り上げる。
その、ポールボーカルキーが気持ちよく出せたってことだ。
うまい下手の問題ではなく、高い音が出たって話ね。
ところが、変声期(声変り)がやってきて、15歳の頃は、ポールのキーが無理やりじゃないと出なくなった。
高校生の時、バンドでやっていた曲、例えば、甲斐バンドの『翼あるもの』とか、キーが高くて、叫ぶ感じで、うまい下手は別として、声は出せた。
しかし、今、カラオケで、同じ『翼あるもの』を、歌ってみると、コンディションによりだけど、マックスの箇所が出ないことがある。
『残念』って思う。
しかし、意地でもキーは下げない。
オリジナルキーで、再び挑戦する。
つまり、年齢とともに、高音域が削られていくってことだろうか・・・。
スナック勤めのおばちゃんは、酒焼けなのか?だみ声になっている人がいる。
少女の頃は、天使のような、キャンディーボイスだったのかもしれない?
プロミュージシャンでも、年齢を重ねて、昔の曲のキーを下げて、ステージをやったりする。
そう考えると、小田和正さんは、すごい。
70歳にして、オフコース時代の声をキープしている。
ちなみに、現在のメジャーシーンの米津玄師くんにしても、髭ダン、にしても、女の子みたいな音域やね~。
逆に、昔の、フランク永井みたいに、『低音勝負』みたいなボーカル出てくれば、けっこう目立つような気がするけどな・・・。
福山くんくらいかな・・・・低音の男っさ・・・。
声の老化は止められるのか?
ひょっとして、適度に、使ってやること・・・・なのかもしれない。
脚力をキープするために、ランニングをするように、声も、喋ったり、一人カラオケ行ったりして、使ってやれば、寿命は延びるかもしれない。
バンドの、ボーカルの方々は、気を使われていることだろう。
歌のものバンドやる場合に、ボーカルの責任は、むちゃくちゃ重いからね・・・。
ライブはプレッシャーもかかるだろうし、喉もカラカラに乾くだろうし・・・・。
しかし、ズドーンと、声、通ると、気持ちいいし・・・・。
なるべく、キープしましょうね・・・・・声。
成原
Posted by LOSSTA at 17:59│Comments(0)
│成原