2017年05月13日
ECHOES ~友情~という曲
誰しも、心の中に秘めた１曲があると思う。
そんなに、ヒットしていないし、アルバムの中の1曲だし、ＤＡＭのカラオケにだって、名前を連ねることがない曲。
けれども、その当時、その曲を聴いて、詩の深さや、メッセージを感じ取った曲。
自分だけの・・・心の名曲。
いろんな飲み会でも、『俺、この曲すきでさ・・』とは、言わない。
たぶん、誰も、知らないから、会話が盛り上がらないから、伏せておく曲。
例えば、『ミスチルの名もなき詩は名曲だよね・・』と、問いかけると、『あればいいよね！・・』と、トークは転がる。
しかし、『・・・あの曲知ってるかな？・・』と、有名ではない曲を問いかけると、『・・・しらねえよ・・・それよりさ、昨日の女だけどよ…』と、一瞬にして、話のテーマは、『昨日の女』に、移行してしまう（笑）
だから、好きな曲でもマイナーな曲は、一人のドライブの時に、心置きなく聴くようにしている・・・。
時には歌ったりして。
そんな中の１曲が、ECHOESの ~友情~という曲です。
友情、とは言っても、男女の恋愛の曲です。
主人公の男の子と女の子は、学生の頃、付き合っていて、卒業と共に別れ、大人になって、ばったり街角で出会う。
まるで、映画の１シーンのように・・・。
『元気？』
『まあね』
と、そんな会話が交わされたことだろうと想像する。
それから、電話番号を好感し、再び二人は会うようになる。
しかし、ここからが、この曲の趣旨（しゅし）が明確になっていく。
サビの詩をそのまま書くと・・・・。
♪・・・友達でいれたら、別れることもない、だからこのままでいたいと君・・・
友達でいれたら、あの頃のように、愛が憎しみに変わることがないと僕・・・♪
たぶん二人は、手を繋ぎたかっただろうし、キスをしたかっただろうし、一緒にベッドで眠りたかっただろう。
しかし、それをしてしまうと、『友情』を越えてしまう。
『愛情』と言う名の領域に、足を踏み入れることになる。
昔のように。
『愛情』にシフトすれば、『別れ』はいつかやってくるし、その時に、魂をかきむしるくらいの『痛み』を伴う。
だから、この曲によると・・・。
♪・・・抱きしめたいもう一度、君のぬくもり手の中に・・・
紙一重のところで、友情を守り通したのさ・・・
文章にしても・・・・伝わらねえかな？まあまあ・・・。
少し前に、エレキ一発メンバーの、ベースのとおるくんと酒飲んだ時、いろいろな好きなバンドとかの話をしてたんすよ。
で、彼なら、ひょっとして？と、思い、『・・・ねえ、エコーズの友情って曲、俺、好きなんだけどさ、知ってるかな？…』と、問いかけたところ・・・。
『・・・もちろんですよ。実は、友情って曲には、思い出があって・・・』
と、彼は、学生の頃、付き合っていた彼女と、『友情』という曲の、思い出を話してくれました。
話の内容は・・・・高校の時付き合っていた彼女とは、プラトニックな関係で、仲良しで、いつも、とおる君の部屋に遊びに来ていたらしいです。
ここからは、俺の想像ですが、とおるくんは、決して血に飢えた狼的ではなく、うかつな行動で、彼女を傷つけてはならないと思い、もちろんいろんな性的行動をしたかったのだけど、ギリギリ我慢していた、と、思われます。
今も昔も、いい人ですね、君は・・・。
そんな、ある日、とおるくんは彼女に、『・・・これ聴いてみ、すごくいい曲だから…』と、ターンテーブルに載せたレコードが、『ECHOESの ~友情~』
曲がエンディングに向かう時・・・。
彼女は、なぜか泣きだし、こう呟いたそうです。
『・・・とおるの気持ちは、こうだったの？・・・』と・・・・。
いい話だと思わない？
青春だよな・・・。
はたして、男女の間に、『友情』は、存在しうるのか？
俺は、人によって、成立すると思う。
ようは、セクシャルな感情が、まったく沸いてこない二人ならば、成立する。
酔っ払った彼女を、おんぶして家まで送っても、ペニスがムクムクと、こなければ、友情は成立するよね。
逆に、友情を守りたいならば、キスとかしないことかな・・・・。
次に逢った時、普通でいられれば、話は別だけどさ・・・。
ちなみに、エレキ一発のギターのさかいえさんとは、なが～く友達でいるけど、間違えはおこしてません・・・。
ビートルーズでキーボード担当の松井君にも、性的衝動を覚えたことは、一度もありません（笑）
だから、友達でいられるのです・・・・。
成原
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Posted by LOSSTA at 20:43│Comments(0)
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