麻雀放浪記

LOSSTA

2018年10月20日 08:16



個人的には、『賭け事』はやらない。
基本的に、弱いってこともあるけど、ピンとこないっていうか・・・・。
例えば、日曜日の一日を、パチンコ屋で潰すってことが、たぶん無理っていうか・・・。
1日中、スロットマシーンの目を、追い続けるのが無理っていうか・・・。
やればやったで、多少は、はまるのかもしれないけど、その可能性は、きわめて低いと思う・・。
性分(しょうぶん)。
そう、性分、適正、才能、相性、そのすべてにおいて、自分は、賭け事には向かない人間、と、思う。


賭け事に向かない人間が、唯一、没頭したゲームがある。
唯一無二。
これは、面白かった・・・と、思える、世界最高のゲーム、『麻雀』。
思い起こせば、中学2年生の頃、大人びた友達がやり始めて、俺も混ぜてもらったけど、まったくルールが覚えられず、「ごめん、ちょっと待って、これでいいのかな?」「ごめん、ちょっと待って、これって役ついてる?」とか、さんざん、ゲームを止めて、「なんだよ、おめー」とか言われて、麻雀バージンを、やっとこさ破った15歳。
高校になると、誰かの部屋に集まり、「麻雀やろうか?」って話になり、ROCKのレコードをかけて、尾崎豊のように、覚えたてのタバコをふかし、「ロン!メンタンピン、ドライチ、親のマンシュウ、ゴチ!皆さん!」なんて、やってたよな・・・・。
大人になると、行きつけの喫茶店、『TASTY』(テイスティー)のマスターが麻雀好きで、土曜日の夜なんか、喫茶店を閉めて、朝まで麻雀。
この頃になると、酒も飲むわけで、しかもあまり酒が強くない関係上、夜中の3時を過ぎると、意識がもうろうとしてくる。
「すいません、俺、酔っぱらったから、やめる」なんて、言えない。
麻雀は、途中放棄はご法度。
だから、最後のあたりは、つらかったよな・・・・。
FM放送のパーソナリティーが、「みなさん、おはようございます!気持ちのいい朝です!」なんて、言われても、こっちは、アルコールと麻雀疲れで、泥沼のような朝だったけどね・・・。
しかし、この夜の、麻雀をやり遂げたっていう実感は残った。
ツキがあってもなくても、やり遂げたってこと。



さて、いつ頃から麻雀をやらなくなったかというと、30代になると、みんな麻雀に別れを告げる。
理由は、いろいろあるんだろうけど、結婚、とか、子育て、とか、仕事の責任、とか、ほかに健康的な趣味に出会うとか・・・。
俺も、20年以上、麻雀パイを握ってない。
だいたい、麻雀のことなんて、忘れてた。



で、なにげなく、麻雀放浪記、という、昔の映画を借りてみたんすよ。
見ると、よみがえってくる、あの時の記憶。
不健康で、ダーティーで、喧嘩じゃなくてゲームで勝負しようとする、ある種の男気。
そんなんがよみがえってきちゃってさ・・・・。


なんか、麻雀やりてーな。
ほとんど、忘れてるだろうから、リハビリ麻雀を、昔の友達集めてやりたいね・・・。
これから、ある意味、老後に向かう、俺たちにとって、没頭できる何か、は、必要なわけで、もちろんROCKバンド、も、フットサルも、やれるうちはやるべきで・・・・。
でも、体力勝負的なものは、悲しいかな限界はあるわけで・・・・。
ポールマッカートニーにしても、ミックジャガーにしても、75歳で、ROCKするなんてすごすぎるけど、もちろん、そうありたいけど・・・・。
現実的に、フィジカルではない何か、ってことになると、麻雀なんて、『老後の友達』に、なりえる と、思うけどさ・・・。




ちなみに記憶をたどると、ギター弾きで友達のコガイトくん。
高校の同級生なんで、麻雀したけど、強かったね、彼。
なんでだろ?
あほやったのにね・・・。
タイ人だったのに、帰化してさ、日本語よりも最初に麻雀覚えて、「ツモったね~、天津飯ね~、300ペソね、日本円わからな~い!ニーハオ!・・・」とか、言って。
「・・・なんじゃ、こいつ?・・・」って感じで、不気味な麻雀師でした。











成原。





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